『「七本の色鉛筆」の個性あふれる友人たち』

 

 

満面の笑み 笑み 笑み
いくつもの満面の笑みが
カーテンコールの一番最後で
裏からも合流したスタッフ全員が揃った瞬間(とき)
みるみるくずれ 
とめどない幾重もの涙に変わった。

大きな大きな拍手喝采の中
普段は決して泣くことのない
あなたの細い目からも
信じられないような大粒の涙がこぼれた。

演じることをtotalで学ぶために入学した。
最後は裏方になることを決心し、それに徹した1年間だった。
まさに「七本の色鉛筆」さながらの個性あふれる友人たちに囲まれ
本当に辛さも楽しさもすべてが詰まった
あっという間の濃い4年間だったね。
あなたの横で肩を震わせている同期は
一生の宝物だよ。

今日たどり着いた卒業公演は
彼ら全員の魂のこもった一撃だった。
受け止める観客席の後輩たちも
あふれる涙を隠すこともなく
先輩たちの姿を目に焼きつけていた。

完全にノックアウトされた私は
それを大きなenergyにして
また立ちあがって一から始めよう。
そして、前に進んでいける
そんな気持ちでいっぱいです。

壇上からの大きな
「ありがとうございました」の言葉に
観客席からの私たちの心の声が
こだました。

「七本の色鉛筆」の皆さん
本当に本当に
「ありがとう!」


2012.1.22

卒業公演
「七本の色鉛筆」を観て